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プロのドライバーによる専用車での移動となります。 海外に慣れていない参加者もいるため、3ツ星以上のホテルに宿泊いたします。 安全面・衛生面に配慮した外国人用レストランになります。 JAEFスタッフ2名と日本語ガイド1名の計3名体制で旅をバックアップいたします。 JAEFのポスターを掲示版で見つけたのは、大学に入学してから1年が経ち今の生活にやっと慣れ始めていた頃だった。せっかくの長い春休みに何かしたいとは思ってはいたが、その「したいこと」が具体的に決まらず、周りの友人に流されてぼんやりと大学の斡旋する英語研修に行こうかと決めかけていた。 そんな時にこのスタディー ツアーのことを知り、中途半端な語学留学より社会学部の学生として発展途上国の現状を一度この身で感じることの方が今私の「したいこと」であると思い参加を決めた。中でも一人では行くことの難しいカンボジアに行けるということ、初めて出会う他大学の学生と旅ができるということが魅力だった。恥ずかしながら大学生にもなって「ポルポト」が何なのかということすら詳しく知らなかった私は、映画「キリング・フィールド」を見た上で本やガイドブックを読み、出発に備えた。 旅の中で印象に残ったことをいくつか挙げてみたい。 車窓から見える風景をぼんやりと眺めつつ思ったことがある。旅の1日目や2日目には、途上国で生きることは日本のような先進国に比べれば不便が多くて住みにくいのだろうと思っていた。しかしハンモックでゆられている男性や屋台で食事している女性を見るとのんびりしていて、無理がなさそうで日本とは違う幸せがあると感じた。(こういう事を書くのは上から目線なのか、そもそもこの旅に参加した動機からすでに上から目線だったのか、常に葛藤がありうまく表現ができなくてもどかしいのだが・・)ともかく、日本人は完璧を求めすぎるところが長所でもあり短所でもあると思った。 また、何度かカンボジアの小学生と交流する機会をいただいた。子どもたちの素直さには孤児院でも小学校でも驚かされた。悲惨な内戦の傷跡、地雷の被害と今後の課題・・カンボジアでのスタディーツアーは暗い気持ちにならざるを得ないものが多かったが、この時間は純粋に子どもたちとの交流を楽しんだ。何に対しても興味津々で、こちらが期待する以上の反応が返ってくるので言葉が通じなくても意思疎通は容易だった。 他にもアンコール遺跡、地雷博物館、キリング・フィールドの見学や、アンコール大学生との交流など書き始めるときりがないが、最後に最もよい経験になったと思うのが同じようにこのスタディーツアーに興味を持ち集まったメンバーとの出会いだった。 例えば井戸掘りをした夜には「あれは少し押し付けがましかったのではないか?」「私たちは偽善者ぶっているだけなのか」「いや、きっとあの井戸のおかげで村人の生活は楽になるはずだ」というような話をした。 帰国して1ヶ月ほどが経ち日本で日常生活を送っていると、ツールスレーン刑務所や地雷博物館で見たカンボジアの持つ残酷な歴史、ごみ山の光景、ものごいをする子どもたちの目・・あの衝撃が薄れつつあることにはっとさせられる。せっかくこのツアーに参加して発展途上国といわれる国の現状がリアルにイメージ出来るようになったので、この貴重な経験を少しでも忘れたくないと思っている。 (関西学院大学 社会学部 2回生 女性)
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